蕎麦と音楽に関する考察 [エッセイ]
今日は、夕ご飯にそれはそれは美味しいお蕎麦をいただきました。
山形の手打ち蕎麦。タリアテッレのような太麺タイプで、その独特の歯ごたえと香り、豊かな風味と深い味わいは本当に絶品で、けっこうな量だったにもかかわらず、あまりの美味しさにするするっと胃におさまってしまいました。
そういえば、料理と音楽はどこか似ているような気がしないでも、ない。
まず、料理も曲も、人間によって考えだされ試行錯誤の結果生み出された創造物であるということ。
そして、料理人にも音楽家にも、豊かなイマジネーションと高い技術が必要とされるという点。
また、生み出された作品をより味わい深く昇華させるために深い愛情と情熱が必要だという部分も全く一緒だし、料理する人物(演奏者)によって自分なりのアレンジを加えることも、それぞれ可能だ。
更には、インスタントから高級レストランまでクオリティに差がある点、その土地土地によって独特の特徴が見られる点も共通しているし、本当に考えれば考えるほど、料理が、非常に音楽と似たタイプの芸術である事が分かる。
そう考えると、素朴で味わい深く、かつダイナミックでストレートであった今日の手打ち蕎麦は例えるならばベートーヴェンといったところだろうか。一見荒削りなようで実は計算しつくされた、素晴らしい味わいだった。
結論。
①今日食べたお蕎麦はとても美味しかった。
②↑ということを音楽家らしく書くのは、なかなかに骨の折れる作業だった。
音楽も、料理も、本当に良いものに出会ったときは感動しますよね!
by HAL (2007-02-05 21:35)
蕎麦は奥が深いですね。
by (2007-02-05 22:32)
>HALさん
どの分野においても、「良いもの」はやっぱり良いですよね~~といいつつも、ジャンクフードやプッチンプリンにも、また違った魅力があったりするのが面白いですよね。
>gonさん
本当に奥が深いですよね~~。山形蕎麦だけでなくて、日本全国、他の地方の物も食べてみたいです♪
by yukirdam (2007-02-06 19:14)