言い訳人生からの脱却 [エッセイ]
「忙しい」と口に出す事が、あまり好きではない。
どんなに忙しくともそれを周りには決して見せず、常に余裕の笑みを浮かべながら仕事もプライベートも楽しみながら完璧にこなす……そんな大人になりたいものだと昔からそう思ってきた。
が、どうだろう。
先ほど、ふとここ数日の自分の送信メールを読み返してみて愕然とした。
「ここのところ凄くバタバタしちゃってて…」
「忙しくて大変で…」
「ごめん、また今度に…」
そんな言葉のオンパレード。大人の余裕の１ミリのかけらすら見当たらないではないか。
他の人はどうか分からないけれど、私自身に限って言えば、時としてこれらの言葉は自分を守るための盾として使われているような気がする。
物凄く期待されながら「それほどじゃなかった」と思われるより、大丈夫かしらと思わせておいて「思っていたよりずっと良かった！」と思われる方が、ずっとずっと得なのだ。
いつも温厚なスマップの草○君がある日むしゃくしゃして野良猫に空き缶を投げつけたら、
「草○君てば、実は乱暴な性格だったのね」
となるけれど、不良グループのリーダーがある日こっそり捨て猫に餌をやっていたら、
「あら、あの人って実は優しい人だったんだ」
と、こうなるのと一緒で、相手の自分の対する期待値が低ければ低いほど、少ない善行でぐっと好意的な評価が得られやすくなるのだ。
たとえ残りの３６４日捨て猫に餌をやっていたのが草○君だったとしても、理不尽だろうが何だろうがそれが今も昔も変わらぬ人間心理のひな形なのである。
余談だが、これに似た人間心理をうまく応用しているのが細木○子先生で、彼女が人の心を掴む術に長けているのは、この仕組みをよく理解しているからなんだとか。
最初にとことん相手を叱り付け「あんたは全然ダメだよ！」とどん底までつき落とし、それから初めて「でもね…」と救いの手を差し伸べる。最初から自分に満足しきった人間にお説教してもあまり効果はないけれど、自身を否定された後に与えられる僅かな優しさの効果は絶大…とそういう事らしい。
と、なんだか話がかなり脱線したような気がしないでもないが、つまり何が言いたいかというと、私が「忙しい」という言葉を好きになれないのは、それを使う事で、やるべきノルマのハードルを下げ自分自身を甘やかしているような気がするからであり、そんな言葉で身を守らずとも世間のプレッシャーと戦えるようでなくてはまだまだ一人前とはいえない……と、そう日々痛感しているからなのだと思う。
私も社会人。もう子供じゃないのだ。
万が一失敗した時の言い訳の布石を敷くような、そんな臆病な行為はもうやめよう。どんなにやる事が沢山あっても、自分を甘やかすのはもうやめよう。
補足：
それにしても今月は、来月頭の二つのコンサートの練習やリハーサル、５月のトークコンサートの準備でただでさえ忙しいのに、秋のデビューコンサートのちらし作りや後援申請の手続きまでしなくてはならなくて、本当に大変でした。
こんばんわっ♪♪♪
〝忙しい〟とは何と書くのでせう?
......そう、〝心(立心偏)〟を〝亡〟くす、と書きます。
忙しいとは、心を亡くすこと。〝無我夢中〟であること。
しかし〝表裏一体〟という言葉があるように、この解釈にも〝裏〟
は存在します。それはつまり〝怠惰〟であり、『yukirdam』姫が「忙
しい......」と聞いて不快感を覚えるのは、だらしない相手への不満、
そして、自身に対する相手の怠慢=気持ちの至らなさに歯痒くてな
らないからでしょう。
私も幼い頃から周囲から日常的に聞こえてくる言葉は「忙しい」
ばかりでした。
いくらか歳を重ねた現在では、そんな言葉にいちいちピリピリせ
ず、皮肉たっぷりに「〝間〟を怖れるな」とケロリとした口調で云っ
てやりますよ└(￣▽￣*)
もうすぐ(4月1日)コンサートですね♪♪♪
陰ながら心より成功を祈っております ☆～＼（＾▽＾）／~☆♪
by p-can♪ (2007-03-21 04:04)
追伸：「忙しい」が口癖の人に共通するのは、四六時中ドタバタしているわりには公私問わず〝効率〟が悪く、生きることそのものが下手であること。
これは話が長くなりますので詳細は割愛させていただくとして、根本的且つ基本的にに〝呼吸〟が上手くない。楽器演奏に限らず、呼吸が乱れるとリズム(テンポ)が乱れ、他人との会話などスキンシップが上手くとれません。
また、呼吸の下手な人って、〝歩き方〟に顕著に出ますので、たいてい一目で判ります。
こういう人ってホント、〝間〟が読めないから会話は噛み合わないわ、仕事じゃ反りが合わないわで......疲れますわ(T_T;;
長文、失礼しました m(_"_;;m
『ソネフレ』メールもよろしくで～す♪♪♪
by p-can♪ (2007-03-21 04:51)
＞p-canさん
コメントありがとうございます＾－＾
＞「忙しい」が口癖の人に共通するのは、四六時中ドタバタしているわりには公私問わず〝効率〟が悪く、生きることそのものが下手であること。
↑これ、なんだかすごーく分かる気がします。私も、どちらかというと要領のあまりよくないタイプなのかなぁと最近思ったり。一度に沢山のことを同時進行するのが苦手というか…。子供の頃は、もうちょっと効率のいいタイプだった気がするのに、いつの間にか不器用な大人になってしまっていたようです（笑
コンサート、頑張りますね♪応援ありがとうございます！
by yukirdam (2007-03-22 02:40)
お疲れ様です。本当に忙しいようで。
忙しいって言ってもいいんじゃないかな。大抵の人は忙しいです。
仕事の話になると、結果がすべて。サラリーマンだって同じです。
その忙しい中を都合をつけてみんなで飲みに行くような時間を作るのもコツがあります。そのうち覚えるでしょうね。
それでは、健康に気をつけて。
コンサート、がんばってくださいね。
by トスカ (2007-03-22 17:16)
これ、口癖になりますね。
でも、本当に忙しそうでねすね。
体調にに気を付けて、コンサートの成功祈ってます。^0^;
by (2007-03-22 21:22)
「本当に」忙しいと、そう言う余裕もなくなる時がありますよね。
by (2007-03-22 22:58)
優希ちゃん、読んでいて色々思ったよ。
「忙しい」って、確かにワン・クッション置けるかも。
でも、私は「忙しさ」は「充実」している証拠だとも思うよ。
それに話の流れでの使い方で相手の捉え方も違うだろうしね。
断る理由に「忙しい」を使った場合では意味はまた変わるだろうし
でも、優希ちゃんはそういう意味で言ってる場合ばかりじゃないだろうから
周りの人も「充実した日々を送ってるんだな」って思ってるかも。
普段が忙しいからこそ、忙しくない時の対応でまた違う意味にもなるだろうね。
私は、「疲れた」と口に出すのが嫌なのに、この口から四六時中こぼれてるよ（笑）
by kiha (2007-03-24 07:39)
ズキンとくるねー
当てはまることが多い私
「充実した忙しさ」目指して
効率よい素敵な女性になりたい!!!
とりあえず宣言逃げ☆ゲヘヘ
by ヤギコ (2007-03-24 10:05)
＞トスカさん
コメントありがとうございます。
本当に、大抵の人はみんな忙しく生きてるんですよね。その限られた時間をどう使うか。仕事とプライベートときちんとけじめをつけて両立する、そのコツを私も早く身につけられるよう、今はいろいろ経験しながら学んでいきたいなと思っています＾－＾
＞koi3
ありがとうございます。
お陰さまで、今のところなんとか体調は大丈夫です！いつも、忙しくしてる時は大丈夫なのですが、それが終わった途端具合が悪くなって寝込むことが多いです（笑
＞gonさん
それ、分かるような気がします！本当に忙しいと、それを周りに言う時間と労力すらもったいない、みたいな＾＾；
＞kiha
コメントありがとう～！
ね、忙しい忙しいって言いたくないのに口からこぼれるよね＾＾；困ったものです。
でもそっか、考えてみたら確かに「忙しい」＝「充実」なんだよね。そう思うとやる事がなくて暇なときよりも、精神的に満たされてるような気はする！
でもさ、ばたばたしてるが故に、ひとつひとつの仕事に大して余裕をもって丁寧に取り組めなくなってくるのはまずいよね＞＜最近、それが原因でかなりがつんと怒られちゃってさ；；ちょっと凹みました。
でもまぁ、いろいろ勉強しながら大人になっていくんだよね(;￫д￩)
＞ヤギコちゃん
「充実した忙しさ」
「仕事とプライベートの両立」
「効率よくてきばきと物事を片付けられる要領のよさ」
ほんと、身につけられたらいいよね。
いつになったらそういうカッコイイ女性になれるのかしら…；；
by yukirdam (2007-03-26 15:27)
ワタシも久々に書いたブログタイトルが『イソガシイ』。。。
「忙しい」とワタシもあまり言葉に出すのは、好きではないのですが、
さすがに、働きつかれて書いてしまいました。。。
見習わなきゃ！
by nack (2007-03-27 17:55)
＞nackさん
お疲れ様です。忙しいって無意識に口にしてしまいますよね；；
見習うなんてとんでもないです！
忙しいと言いたくて、でも言うのは嫌いで、もやもやしながら書いた記事なので（笑
by yukirdam (2007-04-03 16:13)