パエーリャ♪パエーリャ♪ [愉快な仲間たち]
さて、行って来ました。スパニッシュパーティー。
リクエストにお答えして、早速本場のパエリアの感想を☆
こんな感じ!
…写真がよくないなぁ。シャッターをたいてしまうとどうしても、実際の色味と違ってしまいますね。
本物は、これよりももっともっとお米がつやつやしていて、ほわほわの湯気が立ちのぼり、香ばしい匂いが立ちこめ……
とにかく、素晴らしかったんです。
これは、アリカンテ風に、野菜とチキンがはいっているタイプ。
我々日本人が慣れ親しんでいるのは、もう一方のシーフードがのったほうだと思うのですが、このチキン入り、ごろごろ入った骨付きチキンの旨みがお米全体に染み込んで非常に◎!でした。底にはこんがりとおこげが出来ていて、そこがまた美味。
レシピを聞いてきたので、一応お知らせしますね♪
まず、野菜を炒める。(パプリカなど、適当に)
火が通ったら野菜を一度取り出し、鶏肉を炒める。
水①カップにつき、半カップの米を投入(この量がポイントらしい。ちなみに私がお鍋で日本米を炊く時は、水とお米の量を同じにします)
サフランとスパイス類(これ、いろいろ言ってたけど何なのかよく分からなかった;;)を入れ、火にかける。
水分がなくなるまで、20分ほど待つ。
出来上がったら、キッチンペーパーなどをのせ、さらに20分ほど待つ。
完成!!
だそうです。
意外と簡単そう。
ただ、この特製の超大型浅鍋がないと、ちょっと難しいのかな。
スペインの家庭には、一家にひとつ、かならずある調理器具らしいです。
パエリアの他にも、トルティーヤ(ポテトのふわふわオムレツ、たぶん卵だけじゃなくて粉も入ってる)、チョリソー各種(本場のこれがまた、美味しい。きっとビール好きにはたまらないはず)、シャングリア(ボールなどの大きな入れ物に、赤ワインとザク切りにした大量のフレッシュオレンジ。おたまのようなものですくって取り分けてました)……なども、それぞれちょっと衝撃的なほどに素晴らしく、今まで私が知っていたスペイン料理がニセモノであったことが判明したのでした。
(ヨーロッパで流行っている「SUSHI」などの日本食もほとんどが納得のいかない代物だし、予想はしてましたが)
ちなみに、パエリアを食しながら、サッカーも観戦。
スペインVSチュニジア。
はっきり言って楽勝だよ~ふふんと、余裕のスパニッシュたち。
最初、チュニジアにまさかの先制ゴールを決められたものの、蓋を開けてみれば、結果は予想通りの快勝で。
当然のように次のラウンドへの進出を決めた彼らが、ちょっとうらやましかった崖っぷちジーコジャポンの私だったのでした。
PARTY! PARTY! PARTY! [愉快な仲間たち]
さてさて、試験も無事終わり、あとは来月の卒業式を待つばかり。
残り少ないオランダ生活フルにエンジョイしなければということで、行ってまいりました!パーティーはしご。
まずは夕方から日本人パーティー
可愛すぎるミニおむすび
かんぱーい!
今だかつてない出席率で、20人近くが大集合!各自持ち寄った手料理の数々に舌鼓を打ちつつ、和やかに談笑。
焼きそば、カレーライス、ローストビーフ、から揚げ、おにぎり…デザートには手作り水羊羹やワインゼリー、チョコケーキに大福餅。
BGMにはJ-popが流れ、しばし、ここがオランダだという事を忘れるほど。
ついでにと持参した私の服やアクセサリー、本(帰国のため処分しようと思っていた)なども、一つ残らず綺麗に引き取ってもらえて万々歳。
物は大切にしないとね。
さて、そんなこんなしているうちにも時間は過ぎて。
後ろ髪を引かれながらも、次の会場へレッツ移動。
次のパーティーは、ロシア系オランダ人のクラスメイト主催。
電車に揺られて、デルフトに向かいます。
よいお天気です。
素晴らしい天候の中、お洒落にガーデンパーティー♪
ビーフの煮込みとサラダのオランダ風ディナーを、どうしても断りきれずに既にぱんぱんの胃袋に詰め込む。気合で完食。
食事の後は軽い運動を、ということで、ピンポントーナメント開始。
決勝 スペインVSイタリア
ちなみにyuki選手はホームラン連発で惜しくも初戦敗退。
楽しい一日でございました。
明日は、スペイン人主催のパエリアパーティーです♪
タラちゃんのこと [愉快な仲間たち]
まだベッドでまどろんでいた私に代わって、先週から家に滞在しているエリが電話を取る。
「Hello?……少々お待ち下さい」
「ゆきー。電話」
「…だれ?」
「なんかよく聞こえなかったんだけど、タラちゃんだって」
……タラちゃん??
は、い~~ですぅ~~のタラちゃん?!
訝しみながら受話器を受け取る私。
「もしもし?」
「あ、ゆきちゃん!最初でた人はエリちゃんだったのね。もう、やだなーゆきちゃんだと勘違いしてしゃべっちゃった。あはははは」
「なんて言ったの~??」
「いや、ね…ママちゃんですよーって…あはは…」
タラちゃんの正体は、母よ、あなたですか。
思い出します。あれは大学1年の時…
年の離れた弟と電話中、突然回線が遮断。5秒後にかかってきた電話にまるで疑いもせず「はいっはーい!おねえちゃんでしゅよ♪」と出たところ、それは普段最上級の敬語で接している恩師からで。
そんな愉快な我が家を、もちろん愛してますとも。
そして、エリ。
早朝にタラちゃんから電話がかかってこようとも、まるで動じなかったあなたは、絶対大物になる、と思う。
フェルナンドのこと [愉快な仲間たち]
彼の家には空っぽの水槽が置いてあった。
――ほら、ちゃんといろんな装置も買ったんだよ。明日にでも熱帯魚を入れて、リビングに小さなオアシスを作るんだ。ああ楽しみだなぁ。
そう興奮気味に語っていたのは、たしか先々週のことだっただろうか。
「そういえば、お魚たちは元気なの?」
何気なく訊ねる。
「それが…」
口ごもる彼。
「元気ないの?」
「いや…もうみんな死んじゃったんだ。買った次の日に」
「うそ?!水が冷たすぎたとか、だったのかな?」
「なんていうか…」
「なになに」
「なんか、お店の手違いで…」
「うん」
「うちの魚、ピラニアだったみたいなんだよね」
「……」
癒しのオアシスになるはずの水槽で、繰り広げられてしまった殺戮の一夜。
爽やかに目覚めた彼の目に飛び込んできたのは、血しぶきに染まったガラスの箱だったのね。
ああ。
哀れな彼ら(お魚含む)に合掌。
ホセ・ニュネスのこと [愉快な仲間たち]
先日、彼は自らカミングアウトした。
実はさ、タオルを噛み締めるのがやめられないんだ、と。
そういえば以前、彼に未調理のパスタを勧められたことを思い出す。
「一本どう?」
「え…茹でないの??」
「この歯ざわりがいいんだよね」
がりっ!がりがりがり。
もう、彼がねずみ男にしか見えなくなってしまった。
どうしよう。