マル秘・練習室活用法―序章― [エッセイ]
音楽うら話、続いてのお題は「練習室」です。
第二話 マル秘・練習室活用法 ―序章―
●序章 練習室とは
一度でも足を踏み入れたことのある方ならばお分かり頂けると思うが、音大や音高といった場所には必ず、「練習室」または「レッスン室」と呼ばれる小部屋群が存在する。
それらは学校によって数、広さともにまちまちであるが、各部屋平均6畳から8畳ほどのスペースを有しており、そこが日本であると想定するならば、そのほとんどにグランドピアノが1台もしくは2台鎮座しているのが通常である。
(海外の音大になるとピアノつきの部屋は全体の8割といったところか)
言うまでもないが、「練習室」とは楽器練習を行うための場所である。
普通大学に通う学生らが、やれ合コンだサークルだ、と青春を謳歌しているその間も、音大生たる者練習を怠けるわけにはいかない。
夏は馬鹿のように暑く、冬もまた阿呆のように暑い、練習室という名の狭苦しい箱の中に、音大生は日々弾きこもる。そしてそれは古今東西変わらぬ事実なのである。
一般学生の気ままさを羨み、一日足りとも練習を欠かすことのできぬ自らの境遇を呪い、やっぱりそれでも練習から離れる事が出来ない……どうしようもない生真面目さと音楽への情熱を、音大生の99%は持ち合わせているものなのだ。
しかしながら、サルも木から落ちれば河童も川流れするのが世の常というもの。チョコスナックのコアラの中にも時たま、まゆげつきのヘンテコリンが紛れ込み……と何が言いたいのかというとそれは何事にも例外は存在するよ、とそういう事であって。
つまり、その1%の例外たちが考え出したとんでもない練習室の使用法こそが、今回の小噺のテーマ。
そしてお恥ずかしながら、何を隠そうその不真面目かつ不届きな学生のひとりが5年前の自分自身であったことを、私はまずここに告白しなければならないのである。
<本編に続く>
本編気になるねー!!!
乗っ取りぺーちゃんですよ。
前回の‘おといれ’はネタバレというかその文字をみてすぐトイレを思い浮かべた自分がちょっと恥ずかしかったのだ。
ああ、本編気になるねー!!!
業務連絡?:メールします。ウフ
by ぺ (2005-06-01 22:23)
私も本編たのしみです!
by TZ (2005-06-01 22:48)
>ぺさま
うふふ。メールどうもありがとう!!!ひとりでPCの前で照れまくってしまったではないですか。きゃ。
業務連絡:メール返信いたしました!!
>TZさま
本編もお読みいただけたでしょーか。…ごめんなさい、大したオチじゃなくて 笑
そうそう、ちなみに音入れの目的は「大きな音で弾ける様になる」のではなく、ffで練習することでもって「ppの精度を上げる」ことの方にあるんですよ~。
by yukirdam (2005-06-03 20:27)